木の葉紹介『イヌビワ』
みなさん、こんにちは。
忙しくてしばらくブログを書けずにいましたが、軽い内容で少しずつリハビリしていこうと思います!
という事で、自分が生活の中で見つけた木の葉を一つずつ紹介する、木の葉紹介のコーナーをやってみる事にしました。
これを積み重ねて、自分のブログが一つの樹木辞典みたいになれば良いなーなんて思ってます。
さて、最初の一枚はこちら
『イヌビワ』
よく見かける葉っぱです。
特徴は、鋸歯がなくて手のひらサイズ、葉柄が上を向いて生えている、そして一番分かりやすいのは葉柄付近の葉の形ですかね。
そのまま葉先に伸びるのではなく、葉柄部分で膨らんで、全体を見ると細長いハート形?になっています。
掌状脈の葉っぱではよく見る形なんですが、羽状脈でも葉柄部分が膨らんでいるのが、イヌビワの特徴ですね。
イヌビワと聞くと、ビワの仲間なのかな?と思われがちですが、実はそうではなくて別のフルーツの仲間なのです!
それは何のフルーツかと言うと、イチジクです!
ビワはバラ科ですが、イヌビワは、クワ科イチジク属で、イチジクの仲間なんですね。
果実を実らせる前の受粉方法も、イチジクと同じく虫を利用した受粉をします。
(これを知るとイチジクを食べたくない人が居ると思うので、気になる方は自己責任で調べてくださいね!笑)
ちなみに、『イチジク』と『イチヂク』どっちが正しいの?とブログを書きながら疑問に思いましたが、正解は『イチジク』らしいですね。
1日に一粒熟す→一熟→イチジク
だそうです。
また、イヌビワのイヌの部分ですが、樹木の名前ではイヌはよく使われます。
イヌブナ、イヌガヤ、イヌガシ、イヌマキ、イヌシデ などなど。
イヌが付いていない本家に何かしら劣っている場合に付けられる事が多いみたいです。
イヌビワも食べられるのですが、ビワと比べるとあまり美味しくないので、イヌビワだそうです。
木材としては、イヌビワは細い木なので使われる事はほぼありません。
ビワは、硬く粘りがあるので、古くから杖や高級木刀などに使われるみたいですね。
という事で、今回はイヌビワの紹介でした。
それでは!