樹木材ブログ

樹木と木材 。元々は同じ物なのですが、樹木業界(生態環境・造園等)と木材業界(家具・建材等)が分かれたせいで、別々の物と捉えられています。樹木と木材は当然密接な繋がりがあるので、そのような木の面白い話ができればと思っています。

木の葉紹介『アカメガシワ』

みなさん、こんにちは

 

9月半ばというのに、まだまだ残暑が続きますね、、

 

今日も木の葉紹介していきます。

 

本日はこちらの葉っぱ

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葉っぱに詳しくない方も「あー、見たことある」となるはず(?!)

 

特徴的な、掌状脈に手の平2つ?分くらいの大きな葉っぱ。

葉先は、この写真のように3つ又になっていたり、1つの葉先だったりします。

葉表の葉脈が少し赤みがかっているのも、『アカメガシワ』特徴です。

 

アカメ というのは、新芽が赤いことから付いた名前ですね。

 

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ガシワ というのは、カシワ(柏)から来ているのですが、

調べてみると どうやらこのアカメガシワの葉は食用にもなるので、柏の葉の代用として食物を包んだり、柏餅の葉として使っていたみたいですね。

 

ここで、そもそも『カシワ』の語源ってなんなんだ?と思ったので調べてみました。

いくつか説がありましたが、

・炊(かし)ぐ葉

というのが語源として有力なようです。

 

 

最初は「餅を包めれば何でもカシワなのか!」と木の名前のテキトー?さに呆れていましたが、

カシワは『炊いだ食物を包む葉』という意味ならば、案外アカメガシワがカシワと呼ばれるのも妥当かもしれませんね。

 

アカメガシワトウダイグサ科

カシワはブナ科です。

 

そういえば、コノテガシワというヒノキ科の木もありますが、、、全く葉っぱで食べ物を包めそうにありません。

 

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どうやら漢字の柏 は本来、このコノテガシワを指す字らしいですが、

コノテガシワのカシワはどういう意味で名付けられたのか、、、

 

そして、ブナ科のカシワに柏の字が使われているのは何故なのか、、、

 

謎は深まるばかりです、、

詳しい方がいらっしゃったらご教示ください。

 

謎が解明した時にはまた記事にしますので、今回はここまででご容赦ください!

それでは!