広島県福山市 『山野峡』に行ってきました。
みなさんこんにちは。
GW終わってしまいましたね。
楽しい休暇は過ごせましたでしょうか?
自分は、仕事の都合で10連休ではなかったですが、ほとんど家族や友人とワイワイして過ごしました。
そして、連休最終日。彼女の唐突な提案で、広島県福山市の山野峡に行く事になりました。
簡単に、感想とか植生レポートなどを語っていきます。
まず、アクセス。
福山市の神辺町北部から伸びる21号線を通って進んだのですが、
キャンプ場が近くなるにつれて、ほんと道が狭い!
自分は助手席でしたが、すれ違いが出来ないくらいの幅の道路で、横がすぐ崖。
交通量はほとんどなかったですが、ヒヤヒヤでした。
しかし、徐々にマイナスイオンーな雰囲気になってきて、
どこからともなく川の音。
いつのまに小田川という川沿いルートになっていて、森林に突入していました。
そして、山野峡キャンプ場に到着!
(キャンプする予定ではなかったですが)
と思うと、KEEP OUT(立ち入り禁止)の黄色いテープが、、、?!
行く前にリサーチしてなかったのですが、どうやらキャンプ場は閉鎖されていたそうです。
しかし、駐車場は使えそうだったので、車を停め近くを散策。
滝や、岩がゴロゴロの河辺。
人もほとんど居なくて、自然を満喫できました。
植生としては、道路沿いをサッと見ただけですが、
ミズナラ、アカガシ、アラカシ、ヤマグワ、ムラサキシキブ、シロダモ、イロハモミジ、ケヤキ、モミ、など
植栽ではないイロハモミジやケヤキが生えていたのは、なんとなく好感ポイントです。
そして、自分の好きな木の
アオダモ、チドリノキ、イタヤカエデ
も見られました!
好きな木と言うか、どれも自宅で育てている木です。笑
・チドリノキ
これでも、ムクロジ科カエデ属
全然カエデっぽくない葉っぱですが、カエデの仲間です。
テロテロの触り心地で、なんとなく作り物感があって、イヌシデみたいにトゲドゲした単葉の葉っぱです。(可愛い)
・イタヤカエデ
こいつもムクロジ科カエデ属。
今度は見るからにカエデ。単葉で掌状脈。
カエデ属の中で(たしか)唯一 鋸歯がない葉っぱです。
鋸歯:縁のギザギザ。チドリノキは鋸歯が深い。
イタヤの中にも、オニイタヤ、アカイタヤ、イトマキイタヤ、エンコウカエデ などありますが、多分この木はオニイタヤかと思われます。
ちなみに、我が家のエゾイタヤ
・アオダモ
以前、記事を書きましたが。
モクセイ科トネリコ属の樹木
羽状複葉が可愛いです。
詳細は、木の名前の話『タモ』を読んでください。
5月上旬は白くてふわふわの花が咲いていました。
最後に、家で育ててないですが、好きな木
・カゴノキ
クスノキ科の樹木で、樹皮が(春の)鹿の毛の模様のようにまだら模様です。
古い樹皮は黒く、その樹皮が剥がれると下から白い樹皮が現れる。というメカニズムでこんな模様になっています。
この木を見ると、樹木も人の皮膚と同じように代謝をして、生きているのだなと思います。
樹皮についても、カゴノキやマツみたいに部分部分でポロポロ代謝するもの、ムクノキやカエデみたいに、成長に合わせて縦に亀裂が入るもの等様々で、木の幹・樹皮を観察するのも中々奥深いです。
以上。山野峡の感想と、見つけた木を簡単に紹介してみました。
どこか自然の多い場所に行った際はこんな感じの記事をまた書いてみようと思います。
それでは。